東芝大阪工場閉鎖2007/02/17 07:25

今朝のニュースを見て、家内がびっくりして起きてきました。

東芝家電子会社、大阪の冷蔵庫工場を閉鎖へ
2007年02月16日22時19分

 東芝の白物家電子会社である東芝コンシューママーケティングは16日、子会社の東芝家電製造の大阪工場(大阪府茨木市)を08年3月末をめどに閉鎖すると発表した。同工場は国内向けに主力の大型冷蔵庫を生産しているが、9月末に中国・仏山市の東芝家電製造(南海)有限公司に移す。

 大阪工場での冷蔵庫の開発・設計は、洗濯機などの開発・設計、生産をしている愛知工場(愛知県瀬戸市)に集約。従業員約500人は愛知工場やグループ会社に移す。冷蔵庫と洗濯機で分散していたノウハウを愛知工場に一本化して商品開発力を強化する。国内向けの中・小型や海外向けの冷蔵庫だけでなく、主力の大型冷蔵庫も、中国とタイで生産する。

(asahi.comより)

プレスリリース(東芝ホームページ)

それもそのはず。東芝大阪工場は操業開始以来地域に密着しており、「茨木市太田東芝町」という地名もあるほど。家内もよくここの夏祭りに遊びに行ったことがあるそうです。近所にも関係者が多くいるとのことですが、国内工場に配置転換されるとのことで、地域コミュニティにも多大なる影響を与えそうです。

先日会社で「企業30年寿命説」が話題に上りました。「企業は創業してから30年の間にピークを迎え、やがて衰えていく」というものです。
これに当てはめて考えると、高度成長時代に隆盛を極めていた繊維関連業界、鉄鋼業界と同様、白物家電業界も過去の勢いはなく、企業として生き残るためにはやむを得ない選択だったと思います。
地域経済の地盤沈下も懸念されるところですが、これを最小限にするためには、跡地の有効利用、行政による今後の企業誘致活動等の成果にかかっています。ただ、彩都への大手薬品メーカー研究所誘致がうまくいかなかった先例もあり、前途は多難となりそうです。

今後の行政サイドの対応に注目していきたいですね。

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